新潟といえば米、米といえば新潟。ご存知の通り、新潟県は全国屈指の米どころです。
では、実際にどのくらいすごいのか、きちんと理解している方は意外と少ないのもまた事実です。
(私も調べてみて、思った以上の凄さに驚きました)
ぜひ、この記事を読んで米どころ新潟の魅力をどっぷりと理解し、県内外の人にも語っていただきたいなと思います!
新潟は生産量&産出額で全国1位の米の生産地
早速、米の生産量から見ていきましょう。
皆さんご存知の通り、令和5年産の収穫量は新潟県が堂々の一位。
第1位 新潟県 591,700t
第2位 北海道 540,200t
第3位 秋田県 458,200t
第4位 山形県 359,300t
第5位 宮城県 344,700t
(出典:作物統計調査)
過去数十年にわたり、新潟は常に1位もしくは2位にランクインされ続けています。
(新潟が2位の年の1位は北海道)
続いて、米の産出額です。
こちらも最新データを見ると新潟県が1位です。
第1位 新潟県 1,319億円
第2位 北海道 1,067億円
第3位 秋田県 852億円
第4位 山形県 689億円
第5位 宮城県 630億円
(出典:生産農業所得統計)
産出額は1979年以来44年連続で1位となっています。
すごい!!!
コシヒカリファミリーが上位を独占
そして、生産量・産出額だけではないのが新潟です。
言わずと知れたコシヒカリ。
最近は新之助を目にする機会も増えてきましたが、今でも新潟米の象徴として最も認知されている品種でしょう。
そんなコシヒカリ、実は国内で生産されている主要品種がコシヒカリの子・孫・曾孫にあたるくらい、大きな影響力を持つ品種でもあるんです。
国内の主要品種の作付割合上位5品種は全てコシヒカリ系列で、その5品種で61.8%を占めています。
1位 コシヒカリ 33.9%(本人)
2位 ひとめぼれ 9.4%(子)
3位 ヒノヒカリ 8.4%(子)
4位 あきたこまち 6.7%(子)
5位 ななつぼし 3.4%(曾孫)
お米の家系図をご覧いただくと、多くの品種に影響を与えていることが分かります。
(引用元:https://www.okomemaster.com/trivia.html)
コシヒカリの誕生秘話に興味のある方は、ぜひ新潟県の公式HPも見てみてください!
https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/nosanengei/1341867635261.html
日本の米菓の半分は新潟産!?
最後に、米の加工品として、米菓についても見ていきましょう。
米と並んで新潟の名産品として知られていますが、こちらも全国トップの出荷額を誇ります。
しかも、国内シェア56%という驚異的なシェアの高さです。
出荷額は2,173億円。2位の埼玉県が200億円なので、2位にダブルスコアどころか10倍の差をつけての圧倒的な1位です。
1位 新潟県 2,173.3億円
2位 埼玉県 200.2億円
3位 愛知県 172.2億円
4位 栃木県 170.7億円
5位 兵庫県 137.0億円
(出典:工業統計)
それもそのはず。
主要な米菓の大半は新潟県のメーカーによって製造されています。
実際、昨年(令和5年)10-12月の米菓の売れ筋ランキングを見ても、上位20品目中18品目が新潟県のメーカーの商品です。
1位:亀田の柿の種 6袋 180g〈亀田製菓〉
2位:つまみ種 120g〈亀田製菓〉
3位:ハッピーターン 96g〈亀田製菓〉
4位:雪の宿サラダ 20枚〈三幸製菓〉
5位:歌舞伎揚 11枚〈天乃屋※〉
6位:柿の種わさび 6袋 164g〈亀田製菓〉
7位:まがりせんべい 16枚〈亀田製菓〉
8位:粒より小餅 80g〈三幸製菓〉
9位:丸大豆せんべい旨口醤油味 10枚〈三幸製菓〉
10位:黒豆せんべい 9枚〈岩塚製菓〉
11位:柿の種梅しそ 6袋 164g〈亀田製菓〉
12位:ぽたぽた焼 20枚〈亀田製菓〉
13位:吾作割れせん 180g〈宮坂米菓※〉
14位:ぱりんこ 30枚〈三幸製菓〉
15位:チーズアーモンド 15枚〈三幸製菓〉
16位:味しらべ 28枚〈岩塚製菓〉
17位:大袖振豆もち 10枚〈岩塚製菓〉
18位:ばかうけごま揚 15枚〈栗山米菓〉
19位:ばかうけアソート 36枚〈栗山米菓〉
20位:わが家のテッパン 110g〈三幸製菓〉
(出典:日本食糧新聞)
(※ 5位の天乃屋は東京都、13位の宮坂米菓は埼玉県の会社です)
煎餅をたくさん食べることは新潟を応援することだ!という論理で、ついつい食べ過ぎてしまいます。
皆さんもきっと同じですよね・・?
以上、「米どころ新潟、その本当の実力とは??」でした。
ぜひ、色々なところで誇らしげに語ってきてください!