2023年12月23日(土)に新潟駅MOYORe:にて開催されたLocal Venture Summit in Niigataに参加してきました。
非常に熱く盛り上がった4時間半でしたので、残念ながらご参加いただけなかった方にも、このイベントをそもそも知らなかった!という方にも伝わるよう、ダイジェスト版として簡単に取りまとめさせていただきます。
ダイジェストのダイジェスト(グラレコ)
当日の様子をまとめたグラレコです。
記事を読む時間がない・・!という方は、こちらをご覧ください!
たまたま私の席がグラレコを描いてくださっている方のすぐ前だったのですが、凄いスピードで整理をしつつ、丁寧に描き上げている職人技に感動でした!
そして、ここからが本編です!ぜひこの先も読んでくださいね^^
Local Venture Summitとは?
Local Venture Summitは、「挑戦の連鎖を生む、地域密着型ベンチャーの祭典」として、ローカルベンチャーシップ中間成果発表&ワークショップの2本立てで開催されたイベントでした。
その中でも、メインはローカルベンチャーシップの中間成果発表会。
ローカルベンチャーシップとは、新規事業に挑戦したいベンチャー経営者と、サポートしたい若者(30歳以下)がバディを組み、3か月間一緒に事業づくりに挑戦していくプログラムです。
このプログラムのポイントは、インターンではなくバディという形で取り組むこと。
多くのインターンは、企業側に答えがある課題を教わりながら取り組んでいくという形式です。しかしバディは、新規事業という答えのない問いに対して、経営者の右腕として一緒に走り、答えを探しにいきます。
経営者もバディも成長し、そして事業成果も生み出されるという三方良し、さらにその先の顧客もハッピーになり、新潟も元気になり・・と、もう何方面かに好影響を与えそうな取り組みです。
今回は4社が挑戦し、その成果発表の場でした!
(3か月の取り組み自体はこれで終了ですが、今後も事業として続いていくことから「中間成果発表」というネーミングになっているそうです)
第一部 ローカルベンチャーシップ中間成果発表
今回挑戦した4社は、いずれも各メンバーが成長を遂げつつ、事業成果にもつなげる取り組みとなっていました。非常に素晴らしい発表でしたので、それぞれ簡単にご紹介したいと思います。
①ゆめのき学園
ゆめのき学園は、羽賀さんとバディの信田さんで、新規の研修プログラムを開発しました。
学童保育やおやこ園など、子供向けの事業が中心のゆめのき学園。今回の研修プログラムは、その事業で培ったノウハウも生かして「遊びから生まれる学びを大人にも」というコンセプトで大人をターゲットとしています。
発表内容からも、本当に仲が良くバディとして信頼し合っていることが伝わってきました。そんなお二人だからこそ、新しい取り組みにもかかわらず、新規事業を形にすることができたのではないかと思います。
②ザツダン株式会社
ザツダン株式会社は、横田さんとバディの野口さんで、新サービスを開発し、同サービスの紹介を目的としたセミナーを実施しました。
もともとコピーライト制作を中心に、言葉のプロとして新潟で実績を残している同社。コンセプトの言語化、ブランドネーミング、Webサイトのライティング、記事ライティングなどを得意領域としています。
その中で、今回の新サービスはタグライン作成サポート。セミナーも、「企業理念とタグライン」をテーマとしたものでした。
セミナーは満足度100%、そして1件タグライン作成サポート事業のモニター受注が決まっており、既に大きな成果を出しているザツダンさん。
大きな成果を出したザツダンの横田さんと、バディで大学4年生の野口さん。お二人の間は、野口さんがドンドン主体的に推進していき、横田さんはその主体性を損なわないようにサポートをするという関係性。野口さんはタグラインを200個研究する、いくつかのセミナーに参加してみるなど、非常に学びの多い3か月を過ごされたとのことです。
③りそうの合同会社
りそうの合同会社は、共同経営者の後藤さん&小式澤さんと、バディの武田さんの3名によるご発表でした。
新たな事業として、整体師向けスクールを立ち上げました。
元々は整体師向けのコミュニティづくりを目指して走り出したプロジェクトでしたが、整体師へのアンケート調査や自社の強みの棚卸をする中で、研修サービスへと転換されました。
メンバーで時にぶつかり合いつつより良いものを目指して議論を重ねる過程でバディやコーディネーターという第三者が介在したことで、議論が深掘りされたり新たな視点で価値が見出されたりと、この機会を存分に生かした事業づくりでした。
➃株式会社新潟家守舎
そして最後は、新潟家守舎の小林社長とバディの柏谷さんによる、複業社員制度づくりです。複業社員の就業規則を制度化し、それをオープンソース化するという珍しい取り組みに、バディの柏谷さんと共に取り組まれました。
新潟家守舎自身が、代表1人、専業2名、副業5名、インターン2名という多様な人材が働く会社であり、こうしたパラレルワーカーの存在を当たり前化していきたいという想いを持っていらっしゃるとのことです。
建築というどちらかというとトラディショナルな産業において新しいことに取り組み続けている会社さんであり、現在叩きが出来上がっている複業社員の就業規則の完成と公開が業界にも何らかの良い影響をもたらすとよいなと思ったり。自分の固定観念を壊さなくては!と感じさせられる素敵な発表でした。
第二部 ワークショップ
第二部は、「挑戦の連鎖を生み出す繋がりづくり」をテーマとしたワークショップでした。
起業などのチャレンジをしているチャレンジャーと、それを応援するサポーターでグループを組み、チャレンジャーの事業に対してポジティブフィードバックを行う機会として、様々な議論が交わされました。
私の参加したグループでは、学生起業家の坂井壮眞さん(@s0masaka1)の熱い想いをお伺いしました。どこまで書いてよいのか分かりませんので詳細は割愛しますが、今後の展開が気になる方は坂井さんや株式会社Kotonaさんの動向にぜひご注目ください!
各グループ大いに盛り上がり、チャレンジャーの皆さんの次の一歩のきっかけになったのではないでしょうか。
所感
本イベントは、かかわるすべての方に対して非常に意義深いものだったと感じております。
ローカルベンチャーシップに参加された企業の皆様、バディの皆様にとって、非常に大きな学びの場であり成長の機会であったことは言うまでもありません。それに加えて、私のように参加させていただいた人にも、「新潟を盛り上げるためにこんな活動をしている人がいるんだ!」「自分もこんなチャレンジをしてみたいな!」など、新たな刺激に溢れた場になったはずです。
私自身も、非常に多くの学びをいただき、また実際の交流を通して様々な刺激もいただきました。
最後に、本イベントの運営をしてくださた合同会社inquiryの山本代表、運営に携わった方々に改めて御礼申し上げます。
集合写真です📸
※本記事内の写真は、合同会社inquiry様のHP及び代表の山本さんのXより引用させていただきました